はっさく調べの断熱材①グラスウール
家づくりブログは思いつくままに投稿します。
順番は関係ないのでカテゴリから飛んで抽出してください。カテゴリ分けは徐々に細分化していきます。
はっさく調べシリーズ
は住宅知識ゼロだった私がある程度調べてある程度ベターな選択をした背景を皆さんに共有するシリーズです。
更に知識を深めて、それこそ予算に限りが無ければベストな選択は他にあるでしょう。
しかし家づくりは予算やメーカーによって縛りが生じるので、ベターな選択の連続になります。
参考までに、ということを前提に閲覧ください。
先日とある方のブログで拝見したグラスウールへのイメージ。
グラスウールが潰れてる写真ねぇ
これはよく見ますよね。グラスウールを引き合いに他の断熱材を薦める会社さんで特に(´・∀・`)
こういった写真を筆頭に、ちょっと断熱材を齧ったブロガーのグラスウールに対する偏見が酷すぎやしないですかねぇ……
潰れる、ずり落ちる、湿気を吸う、グレードの低い断熱材、気密性がない等々。
苦笑いでそっ閉じ
草も生えんわ(`-д-;)
そもそもグラスウールですが、ガラス繊維ですのでグラスウール自体に吸湿性はありません。その点、透湿性は高いです。
そりゃそうですよね。素材が湿気吸わないなら湿気入ったら通すだけですやん。
では何故冒頭の写真の様な画像が出回っているのか。
これは日本の住宅における断熱材の歴史が浅く、その中ではグラスウールが最古参だからです。
言い換えれば「断熱や湿気への知識や施工方法が未熟な時代にグラスウールがよく使われていた」からなんですね。
よく見るグラスウールが潰れた写真は築2、30年の物件を解体・リフォームする際に撮られた物が多いようです。
現代の施工技術で同じ物を施工して、同様の結果になるかは甚だ疑問を抱きますね。
今の技術ではずり落ちることも防げるみたいですし。
壁体内結露や換気の取り方にも問題があります。
なんでグラスウール自体は吸湿性ないのにカビてずり落ちるのか。袋内に湿気が蓄積されるから、壁内で結露が生じるからです。
壁体内結露にまで触れると長くなるので割愛しますが、湿気への対策も重要性も今の住宅ではレベルが上がっているので、これも考慮してあげればイメージは変わるはずです。
これはどの断熱材にも言えることですが、
「正しい施工方法や技術」を持った職人さんが施工することが最重要になります。
いくら壁の機能性が高くても、ずさんな施工では2、30年前と変わらない結果になります。
たまに施工が簡単だから誰がやっても変わらないとか、素人でも出来るみたいな意見もあるようですが、そんな事ぬかす奴には飛び膝蹴りを見舞いましょう(「・ロ・)「
『テキトーに施工してもそれなりの効果は得られる』ことの裏返しですからね。そんなメーカーや営業に任せられますか?
逆を言えば正しい施工を行えば決してグラスウールは使えない断熱材ではないということです。
単価は安いのでコストという面では有利ですし、なによりホントに使えない断熱材だとすれば未だ大手メーカー始め多くの会社で使われている事実に反するのではないでしょうか。
イメージ先行は自分の視野を狭めます。
人間は意志を持って思考出来る動物ですから、ハウスメーカーのセールストークを鵜呑みにするだけでは幸せになれませんよ。
まあ楽ですけどね。